6月15日の東京8R・3歳上1勝クラス(芝2400メートル)でピースワンデュック(牡3歳、美浦・大竹正博厩舎、父グレーターロンドン)が1着となり、騎乗した柴田善臣騎手=美浦・フリー=は、自身が持つJRA最年長勝利記録を57歳10か月17日に更新した。

 2戦連続の逃げ切り勝ちに導いた柴田善騎手は「調教では大人びてきて、コントロールは以前よりも利いている。精神的に成長しているね。今のままでいいと思う。あとは成長をうながしていけば、すごくいい馬になりそうだよ」と期待の大きさを口にした。

 大竹調教師は「返し馬で元気が良くて少しテンションが高かった。この距離をこなせたので楽しみが増えたね」と笑顔。大ベテランの手綱さばきに関しては「テンションが上がるところがある馬なので、点ではなく線で乗ってくれる騎手。(走り終えて)上がってくる時も丁寧に上がってきてくれるし、さすがだなと思いますね」と絶賛した。