7月にチェコ、オランダで開催される「第43回プラハベースボールウィーク」と「第31回ハーレムベースボールウィーク」の出場選手を決める侍ジャパン大学代表選考合宿は24日、バッティングパレス相石スタジアムひらつかで最終日を迎え、24選手が決まった。

 会見の中では、元巨人監督の高橋由伸氏(49)=スポーツ報知評論家=が平塚で行われる直前合宿(6月29日〜7月3日)で6月30日、7月1日の2日間、臨時コーチを務めることも発表された。

 高橋氏は国際舞台の経験が豊富だ。慶大時代から日本代表の主軸として活躍。04年アテネ五輪まで計7度、代表入りしている。アテネでは主に3番を務め、3本塁打で銅メダル獲得に貢献した。

 大学日本代表の堀井哲也監督(62)=慶大監督=は「打者を中心にいろんなアドバイスをしてもらう予定です」と期待した。

 ◇高橋由伸氏が出場した主な国際大会

 ▼97年 第13回インターコンチネンタルカップ(スペイン) 慶大4年時に出場。初戦から決勝までの9試合、全てに4番を務めて日本のVに貢献。30打数13安打、打率4割3分3厘、4本塁打、16打点。

 ▼03年 アジア野球選手権(札幌D) アテネ五輪の予選を兼ねた大会。中国、台湾、韓国との計3試合で12打数7安打、打率5割8分3厘、2打点。首位打者を獲得。

 ▼04年 アテネ五輪 副主将として主に3番を務めた。1次リーグのカナダ戦で初回に決勝2ランを放つと、翌日の台湾戦で王建民から同点となる2号2ラン。翌日のギリシャ戦で3試合連続の2ランを放ち、1位突破の立役者に。9試合で38打数11安打、打率2割8分9厘、3本塁打、8打点。