清酒製造の一本義久保本店(福井県勝山市沢町1丁目、久保格太郎社長)は、日本酒の最上級カテゴリーの純米大吟醸を醸造した際にできる酒かすを原料にした焼酎「瑠璃色の薫香」を4月26日から限定発売する。プレミアム酒かす焼酎シリーズの第4弾で、初めて奥越の酒米「越の雫」のみで醸した日本酒の酒かすを使用した。

 同社は1973年に焼酎製造免許を取得。2018年から純米大吟醸などの酒かすを使った焼酎を限定販売している。

 「瑠璃色の薫香」は、精米歩合45%の越の雫で醸した純米大吟醸「伝心 凜」の醸造過程でできる酒かすのみを使用。蒸留器内部の気圧を下げる「減圧蒸留」という手法で製造した。低い温度で蒸留させることですっきりとしたやさしい風味になるという。同社は「スズランの花を想像させるような、清楚(せいそ)で透明感のある香りが楽しめる焼酎に仕上がった」としている。

 800本(720ミリリットル)限定でアルコール度数40度。税込み3300円。県内の酒販店などで販売する。
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