三重県伊賀市の自然豊かな旧街道沿いに建つ 古民家の外観です。

伊賀流忍者発祥の地や、俳聖・松尾芭蕉や作家・横光利一の故郷として文化的な背景も豊かな三重県伊賀市より200万円の古民家物件の情報が届きました。伊賀市は三重県の北西部に位置し、北は滋賀県、西は京都府と奈良県に接しており、近畿圏と中部圏の2大都市圏の中間に位置しています。盆地特有の寒暖の差が大きい内陸型気候で、降水量は比較的少ないため日照時間が長いという特徴があります。総面積55,817haのうち、62%が森林、14%が農用地、5%が宅地で、自然と共生しつつ、限られた土地の有効活用が図られています。

 京・大和文化の影響を受けながらも独自の文化を醸成しており、歴史文化の薫る地域です。そのため東海地方の三重県に属しているものの、「伊賀は関西」という考え方が古くから定着しています。

2024年5月の情報です。
すでに契約済みの場合があります。
最新情報は 伊賀流空き家バンクをご覧ください。

豊かな自然がありながら、ほどよく便利な三重県伊賀市

 歴史と自然に恵まれながらも、大阪や名古屋へのアクセスにすぐれ、生活しやすい環境が整っている伊賀市。京都・奈良や伊勢を結ぶ街道を有し、古来より都に隣接する地域として、また江戸時代には藤堂家の城下町、伊勢神宮参拝者の宿場町として栄えてきました。

 伊賀市は、不動産の専門機関と連携した空き家バンク、移住を希望する方のサポートをする専任の移住コンシェルジュ、空き家取得費補助金など移住支援に力を入れているのに加え、中学生までの医療費 無料 、全公立小中学校の給食無償化、市内の高校生・大学生などに返済不要の奨学金支給など、子育て世帯への補助制度も充実しています

桜の名所としても知られる伊賀上野城

 伊賀上野城は、上野公園内に佇む美しい城。その高石垣は日本有数の高さを誇り、桜の名所としても知られています。この城は慶長16年(1611年)に藤堂高虎によって筒井定次の城地を拡大して建設されました。その美しさから別名「白鳳城」とも呼ばれ、黒沢明監督の映画『影武者』のロケ地としても使われました。

 藤堂高虎が築いた内堀の石垣は、約30メートルの高さを誇ります。この堅固な石垣は日本有数であり、城の歴史と驚異的な築城技術を物語っています。公園内には四季折々の景観が広がり、伊賀上野城だけでなく俳聖殿や忍者屋敷など、歴史と文化が交差する場所が多くあり、観光客で賑わいます。

 伊賀市は日本列島のほぼ中央に位置しており、大阪と名古屋の中間にあります。京都・大阪・名古屋に車で約80分でアクセスできます。また、京都や奈良、伊勢などの観光名所とも近く、交通の便がよいエリアです。

自然豊かな旧街道沿いに建つ 古民家!

| 古民家ならではの趣が楽しめる物件

 建物の随所から、伊賀という土地の歴史を感じられるような古民家です。約400㎡の敷地に母屋のほかに離れと物置があります。車通りの少ない旧街道沿いにあり、向かいには美しい川が流れており、静かに散歩を楽しむのに最適な環境です。

 近鉄大阪線伊賀上津(いがこうづ)駅まで約1.7㎞、バスの停留所まで0.5㎞、コンビニや小中学校までは5㎞圏内の立地で、生活するのに不便過ぎない「ほどよい田舎」です。

 間取りは、1階が和室4間、2階が和室1間と洋室1部屋の母屋と、8帖の洋室と蔵がある離れからなる7DKです。内装に経年劣化があるので改修は必要。古民家の趣を活かしたリフォームを楽しみたい物件です。

【間取り図】

【物件データ】


  • 住所:三重県伊賀市
  • 価格:200万円
  • 間取り:7DK
  • 土地:116坪・385㎡
  • 延床:32坪・108㎡
  • 取得費補助:最大40万円
  • 地目:宅地
  • 地勢:平坦地
  • 法令制限:都市計画区域内非線引き
  • 築年数:築年数不詳
  • トイレ:簡易水洗トイレ
  • 交通アクセス:近鉄大阪線伊賀上津駅より約1.7km
  • 近隣環境:前面道路は車通りの少ない旧街道沿いで、向かいに川があり散歩ができる環境。南側に小高い山林があるため、冬場の日照時間は短い。
  • 設備等:内装全般に経年劣化あり。軽自動車1台分程度の駐車場、離れ(21坪)、物置(7坪)あり。

【問い合わせ先】

伊賀市住宅課空き家対策室 ☎0595-22-9676

写真で見る物件詳細「歴史匂い立つ古民家!」

| 木造2階建て古民家(7DK)の内観を紹介

1階和室


1階の4間の和室です。床の間と押入れも装備。北側と南側の両方に広縁があり、風抜けがよく気持ちのよい空間になっています。

1階和室2


ガラスのはめ込まれたビンテージ調の板戸がおしゃれです。味わい深い建具は古民家ならではの魅力です。

キッチン


キッチンは数人で作業をしてもストレスがなさそうな広さです。収納力も高く使い勝手もよさそうです。

バスルーム


タイル貼りのお風呂は灯油ボイラー式です。このまま使用することも可能ですが、古いつくりなので、リフォームを検討するのもよいでしょう。

トイレ


簡易水洗の洋式トイレが2つあり、大家族でもトイレが混雑することはありません。男女分けることもできるので、飲食店や宿泊施設としての利用を考える場合にも嬉しいポイントです。

離れ(洋室)


離れの8帖の洋室です。収納スペースもあり、客間や仕事部屋にするなどいろいろな用途が考えられそうです。

倉庫


物置付きなので、収納に困ることはなさそうです。しっかりしたつくりですが実際の状態は現地で確認を。

三重県伊賀市の観光スポット

NIPPONIA HOTEL

NIPPONIA HOTEL 伊賀上野城下町は、2019年から官民連携で取り組んでいる古民家再生活用計画の一環として、城下町全体をホテルに見立てた分散型ホテルです。写真は2024年3月にオープンした4棟目のホテルです。
客室は3室あります。特にお庭の眺めや檜風呂が魅力のホテルです。

 NIPPONIA HOTEL 伊賀上野城下町は、2019年から官民連携で取り組んでいる古民家等再生活用指針の一環として、城下町全体をホテルに見立てた分散型ホテル。写真は2024年3月にオープンした4棟目のホテルです。

 このホテルは、かつて俳聖・松尾芭蕉の門人が住んでいた邸宅で、芭蕉が「涼しさや直に野松の枝の形」という句を詠んだ場所として知られています。江戸時代末期に醤油の醸造業を営んでいたという建物を改修したもので、客室は3室あります。特にお庭の眺めや檜風呂が魅力のホテルです。

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