俳優の赤楚衛二が主演を務める連続ドラマ「Re:リベンジ-欲望の果てに-」(フジテレビ系、木曜後10・0)の第5話が9日、放送され、主人公の出版社時代の後輩、木下紗耶(見上愛)がエロ親父に襲われそうになるも、まさかの展開となり、視聴者を驚かせた。

巨大病院で巻き起こる権力争いをきっかけに、さまざまな事件が起こり、登場人物たちの「野心」と「復讐心」が入り乱れ、人間の内に秘めた「欲望」がむき出しになっていくリベンジサスペンス。

この日の放送で、天堂海斗(赤楚)と、心臓血管外科の医師、大友郁弥(錦戸亮)が立候補した天堂記念病院の理事長選挙が、会長の天堂皇一郎(笹野高史)の判断で中止になった。海斗の父、智信(光石研)の殺害事件がマスコミを騒がせ、多くの支援者からの融資が取り下げられたためで、皇一郎は、1週間で融資を取り付けてきた方を新理事長にし、新病棟のプロジェクトも一任すると告げた。

支援者を集めた事件に関する説明会が行われ、海斗は医療機器メーカーの専務に声をかけるが相手の反応は冷たかった。一方、郁弥は投資ファンドのCEOに声をかけ好感触。焦る海斗は、外資系銀行の東京支店長、宇佐美義満(丸山智己)と約束を取り付け、紗耶を連れて会食に臨んだ。食事が終わり、ワインを通じて意気投合した宇佐美と紗耶は、宇佐美の行きつけだというバーへ。紗耶は店の様子をチャットで知らせ、海斗は「何かあったらすぐ連絡を」と返信した。

融資の話をチラつかせる宇佐美から強い酒を勧められた紗耶は次々とグラスを空けていき、足元もおぼつかない状態に。すると宇佐美は「奥に休める場所がある」と介抱して紗耶を個室に連れ込み、水を差し出したあと、いきなりキスをした。紗耶はこれを拒否し「犯罪ですよ! 不同意性交罪です」と激怒するが、宇佐美は「つまんないこと言わないでよ〜」と不敵な笑みながら、ジャケットを脱ぎ、ネクタイを緩めだした。目の前に迫った宇佐美に紗耶は怯えた。

空になったショットグラスの写真が送られてきて、不安になった海斗は、元恋人の朝比奈陽月(芳根京子)を残してバーへダッシュ。店の奥から紗耶の悲鳴が聞こえてきたため、ドアをこじ開けた。しかし室内では、紗耶が宇佐美の首を締め上げており、そのまま宇佐美はダウン。駆けつけた海斗に紗耶は「先輩…」と驚いた。バーを出た紗耶は「柔道部出身の悪い癖、出ちゃいました」と明かし、「我ながら見事な締め落としでしたね」と震えながら、冗談を口にした。紗耶は、融資の話が台無しになってしまったことを謝罪。「何であんな無理をしたんだよ」と詰める海斗に「それ、聞いちゃいます…?」と戸惑いながら、意を決して海斗にキスをした。「好きだからですよ。先輩のことが!何を言わせるんですか」。涙を流す紗耶に海斗は何も言えなかった。

エロ親父に襲われるも、まさかの柔道技で紗耶が自力で窮地を脱するという展開は視聴者の想像を超えたようで、SNSには「紗耶、恐ろしい子…!」「紗耶は酒も力も強いんかい」「紗耶ちゃん柔道部出身は草」「柔道部出身だったんですね!! かっこいい! 紗耶ちゃんナンバーワン!!」などのコメントが殺到。また、自分の気持ちを海斗に行動で示した彼女を「このキスは切ない。見るほどに紗耶を応援したくなっちゃう」「幸せになって欲しい。毎回毎回、健気過ぎて」などと応援する視聴者もいた。