7月期の連続ドラマ「新宿野戦病院」(フジテレビ系、水曜後10・0)で、ダブル主演を務める小池栄子と仲野太賀が11日、東京・お台場で行われた同局の7月期連続ドラマ合同会見イベント「フジテレビドラマライブ2024・夏」に登場。仲野は撮影現場について「笑いが絶えない」などと述べ、イベントを盛り上げた。

宮藤官九郎さんによる完全オリジナル脚本の連ドラで、東洋一の歓楽街、東京・歌舞伎町にたたずむ病院を舞台に、ホストやキャバ嬢、ホームレス、トー横キッズ、外国人難民などさまざまなバックボーンを持つ“ワケあり”な登場人物たちが交錯する社会の構図を描く。

MCを務めるアンタッチャブル・山崎弘也が、小池を見て「この並びの中では、バラエティー寄りな感じが…」と述べ、相方の柴田英嗣も「撮影現場に『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』呼ばれちゃうんじゃないの?」とイジると、小池は「真剣に頑張ってます!!」と猛反論。今作は、「ロケット・ボーイ」(2001年)以来、23年ぶりに宮藤さんが同局でオリジナル脚本を手掛けた話題作で、医療ドラマを手掛けるのは初めてという点も注目されている。小池はそんな脚本を「めっちゃ面白いです!」と大絶賛。仲野は今回の現場を「笑いの絶えない現場!」と表現した。

また、柴田が「医療ドラマの中ではバラエティー寄り?」と尋ねると、小池は「コント番組時代に培った“間”みたいなのは、宮藤さんの本では生かせると思います!」と回答。それを聞いた山崎が「だってコントだもんね?」とボケると、小池は「コントじゃねえっつうの!それ絶対だめだよ!みんな本当に真剣にやってるから!」と訂正を求め、仲野も「ちゃんと演じてますから!」と猛ツッコミし、会場を爆笑させた。

イベントには、共演の橋本愛も登壇。「私も3話以降から、また別の顔を持った人物としてのシーンもあって、そこは“宮藤さんふざけすぎなんじゃないかな?”ってぐらいなので、これから頑張らないと…」と意気込みを語った。

小池が演じるのは米国籍の元軍医、ヨウコ・ニシ・フリーマン。岡山弁や英語交じりの口調に独特の個性がにじみ出る明るく芯の通った性格で、配属された野戦病院で遭遇した兵士から亡くなる間際に大切なものとメッセージを託され、その約束を果たすため日本へやってくる。仲野は、父譲りの金儲け主義の美容皮膚科医、高峰亨役で出演。チャラくいけ好かない典型的な気取り屋タイプだが、ヨウコと出会ったことで彼の生き方に変化がもたらされていく。橋本は、NPO法人「Not Alone」の新宿エリア代表の南舞役を演じる。