4. JOHN SMEDLEY

英国ニットの伝統を進化させる創業1784年の古豪

 18世紀創業の歴史あるニットメーカーはいくつかあるが、ジョン スメドレーこそは由緒正しい英国ブランド。1784年に創業し、現在にいたるまでイングランドの東ミッドランド地方、ダービーシャーの同じファクトリーにて操業を続けている。産業革命時に生まれた編み機から生まれた極細編みのファインゲージニット。ジョン スメドレーはそのテクニックを発展させ、200余年の知見をもって今もファインゲージを追求している。

 またその名を世界に広めるきっかけとして、特別な素材使いも見逃せない。シーアイランドコットンは繊維が細く長く、シルクのような艶とカシミヤのごとき肌触りを持つ“綿の宝石”。クルーネックモデルの「DAVID」は、シーアイランドコットンを用いつつ、繊細を極めた30ゲージ編みの生地を採用。さらに袖や身ごろ等の各パーツを、ひと目ひと目職人がハンドリンキングにて繋いでおり、着用に際しゴロつきや当たりのないスムーズな着心地も魅力なのである。