埼玉県川越市で、産業創出を支援し埼玉の魅力を発信する拠点「りそなコエドテラス」がオープンした。国の登録有形文化財に指定されている埼玉りそな銀行の旧川越支店を改装。もともとは第八十五銀行の本店として1918年に完成したものだ。起業家の育成に向けたスペースや地域の食材を扱うレストランやバーなどが入居する。
 記念式典で、川越市の川合善明市長は「地域経済の発展、川越の産業や観光の拠点として持続可能な経済に大きく寄与することを期待する」と述べた。埼玉りそな銀行の福岡聡社長は「銀行としてこの地域に支えられてきた。施設を通して地元に恩返しをしたい」と語った。式典には大野元裕知事も出席した。【もぎたて便】
[時事通信社]