ホンダ・レーシング(HRC)は、2026年からのF1参戦復帰に向けて欧州での活動拠点”HRC UK”を、2月28日に設立したことを明らかにした。

 ホンダは2021年限りでF1活動を終了。現在はHRCとして、レッドブル・パワートレインズにF1用PUを供給し、その運用をサポートする立場をとっている。しかし2026年からは、アストンマーティンを新たなパートナーに、ホンダとしてF1に復帰する予定。現在その2026年からの新レギュレーションに対応した次世代PUの開発が、HRCで進められている。

 その2026年以降のF1活動を支えるため、HRCは欧州の開発拠点としてHRC UKをイギリス国内に設立。現在その場所の選定を行なっているという。このHRC UKでは、メンテナンス作業やオペレーションなどのPU運用業務を主に行なうとされており、アストンマーティンのファクトリーとの距離を縮めることで、運用の効率を上げることが目指されている。PUの開発は、これまで通りHRC Sakura(栃木県さくら市)で行なわれる。

 HRCはプレスリリースの中で、「PU運用の効率を上げ、アストンマーティンと共にF1での勝利を目指す」としている。