豪州のヤーラマンパークスタッドが現地4月30日に2024/2025シーズンの種付け料を発表。3季連続のリーディングサイアーを確実なものとしているアイアムインヴィンシブル(父インヴィンシブルスピリット)を税込み27万5000豪ドル(約2800万円)に設定した。

 種付け料は昨年の30万2500ドル(約3090万円)から減額されたが、それでも豪州で最高の座を維持している。今シーズンのアイアムインヴィンシブルはウィリアムリードステークスなどG1レース5勝のインペラトリス、ニュージーランドの2歳G1マナワツサイアーズプロデュースステークス勝ちのムーブトゥストライクら産駒が活躍。すでに種牡馬入りしている息子のヘルベントもオールエイジドステークスなどG1レース2勝のマジックタイムを輩出した。

 豪競馬メディア『anzbloodstocknews.com』はアイアムインヴィンシブルの減額を「ショック」と表現。これに対してヤーラマンパークスタッドを率いるA.ミッチェル氏は「下げる必要はなかったが、下げるつもりでいた」「彼はまだ十分な繁殖牝馬を集められる。25万豪ドル(税抜き)は至って適正だと思う」話している。

 また、昨シーズンからヤーラマンパークスタッドに繋養されているブレイブスマッシュは3万3000豪ドル(約330万円)に据え置かれた。

 なお、アイアムインヴィンシブルを上回り史上6頭目となる4季連続以上のリーディング実績を持つスニッツェルに関して、アローフィールドスタッドは豪州で2番目に高額の24万7500豪ドル(約2500万円)に据え置いている。