豪G1ザ・グッドウッド(3歳以上、芝1200m)が現地11日にモーフェットヴィル競馬場で15頭により争われ、好位勢の後ろで脚を溜めた3番人気のベネデッタが直線で馬群の中から抜け出すと、大外を追い込むストレタンエンジェル(10番人気タイ)を振り切った(0.2馬身差)。

 ベネデッタは3番枠を生かしてポジションを取ると、じっくり脚を溜めながら馬群の中を進出。自身の後ろから外を回って追撃態勢の7番人気クライミングスター、それを追い掛けるストレタンエンジェルを横目にタイミング良く抜け出し、食い下がるストレタンエンジェルを振り切った。

 さらに1.4馬身差の3着にクライミングスターが続き、D.レーン騎乗の1番人気アメリアズジュエルは、後方から内ラチ沿いをロスなく立ち回るも伸び切れず12着に沈んだ。

 ベネデッタはJ.ウォーレン調教師が管理するヘルベント(父アイアムインヴィンシブル)産駒の4歳牝馬でG1初制覇。2月24日のオークリープレートでG1に初挑戦し、次戦のニューマーケットハンデキャップと4着を続けると、前走のロバートサングスターステークスではクライミングスターの3着とG1戦線で着実に成績を伸ばしていた。重賞は通算3勝目としている。