前線と低気圧の影響で県内は28日、断続的に激しい雨が降った。県や県警などによると、小田原、鎌倉両市内で崖崩れや落石が起きたほか、逗葉新道は倒木の影響で上り線が一時、通行止めになった。

 水位が上昇する河川も相次ぎ、平塚市の鈴川や伊勢原市の歌川、秦野市の善波川などで一時、氾濫危険水位を超えた。

 箱根町では1時間に53・5ミリの非常に激しい雨を観測。午後9時までの総雨量は205・0ミリを記録した。そのほかの地点は海老名市が164・0ミリ、山北町で139・5ミリ、小田原市は126・0ミリなどだった。

 横浜地方気象台は横浜、川崎、平塚、厚木の各市などに大雨、洪水警報を発表した。