石川町発注の道路工事の入札を巡って、塩田金次郎町長が逮捕された官製談合事件、町は先ほど会見を開き謝罪しました。

警察によりますと、石川町長の塩田金次郎容疑者(76)は、2022年度に町が発注した道路工事の入札を巡り、町内の建設会社に予定価格を漏らして落札させた疑いが持たれています。

午後4時から開かれた会見で、首藤副町長は「町民の皆様、多くの関係者の皆様にご迷惑、ご心配をかけましたことに謝罪を申し上げるところでございます。誠に申し訳ございませんでした。」と謝罪しました。

町によると2022年9月に入札が行われた、町道の改良工事について、塩田町長が情報を漏らしたと警察から説明があり、捜査に全面的に協力すると伝えたということです。

この事件では当時、建設会社の社員だった関根徳夫容疑者(69)と、取締役だった添田保雄容疑者(63)も逮捕されています。

2人が働いていた会社は、予定価格1262万4000円に対し、98・6%の金額で落札していました。

警察は3人の認否について、捜査に支障があるとして明らかにしていませんが、塩田容疑者と建設会社側の2人の間で、金銭のやり取りがあった可能性もあるとみて捜査を進める方針です。