コシヒカリの田植えが富山県内でピークを迎えている。15日は能登半島地震で被災した氷見市の水田でも、農家が成長を願って苗を植えた。

 布施営農組合は、元日の地震で壊れた水田を区切るブロックのずれを直し、春の田植えに間に合わせた。この日は亀裂が残る道のそばの水田で、組合員らがトラクターや田植え機を操作した。組合員の一人は「たくさん田んぼがあって体力勝負だ」と話していた。

 県は、地震による水田の被害状況を調べている。被災した水田では稲作からハトムギなどへの転作を勧めるケースもある。