富山県砺波地方の夜高祭りを締めくくる「となみ夜高まつり」は14日、砺波市中心部の出町地区で始まった。各町内は極彩色の大小計19基の行燈(あんどん)を練り回し、熱気に包まれた。15日まで。

 若衆らが「ヨイヤサー」のかけ声を上げながら行燈を練り回した。同市本町の交差点では、出来栄えを競う夜高行燈コンクールが開かれ、煙を出したり細工を動かしたりと趣向を凝らした行燈が登場するたび、拍手と歓声が起こった。コンクール後には大行燈16基が1列に並び、多くの観客が写真に収めていた。

 15日は、午後8時40分ごろから大行燈をぶつけ合う「突き合わせ」が行われる。まつりは砺波夜高振興会主催、北日本新聞社後援。