兵庫県西脇市上比延町の日本へそ公園で、市花のシバザクラが見頃を迎えている。緑のキャンバスに白やピンク、紫色の絵の具をこぼしたような花が咲き、散歩に訪れた市民の目を楽しませている。

 シバザクラは北米原産の多年草で、芝生のように広がる茎と桜に似た小さく愛らしい花を咲かせる。地面に敷き詰めたような花の姿が播州織を連想させることから、2006年に市のシンボルとして制定された。

 同公園では今月中旬に入り、「しばざくらフルール」などの市民ボランティア団体が手入れして育てたシバザクラが開花。市民が犬の散歩や写真撮影を楽しんでいた。市によると、5月の大型連休ごろまで見頃が続きそうという。(伊田雄馬)