赤やピンク、紫など色とりどりのナデシコが、兵庫県淡路市夢舞台の国営明石海峡公園で見頃を迎え、観光客を楽しませている。

 先端が細かく裂けた5枚の花びらが特徴的で、なでたくなるほど、かわいらしい姿から名付けられた。同公園の花壇「大地の虹」には4種約3600株が広がる。同県西宮市の女性(33)は双子の子どもや父母らと訪れ、「子どもたちが色鮮やかな花を見て喜んでいて、とてもいい思い出になった」と話した。見頃は5月下旬まで続く。

 同園は季節の花々をアピールし、週末には花にちなんだ催しがあり、19日まで「春のカーニバル」を開いている。期間中はルピナスやジギタリスも観賞できる。同公園管理センターTEL0799・72・2000

(笠原次郎)