長崎原爆にあいながらも、被爆者と認められていない「被爆体験者」などについて考えるシンポジウムが長崎と広島で開かれることになりました。

シンポジウムは長崎の「被爆体験者」が置かれた現状などについて多くの市民に知ってもらおうと、県保険医協会などの主催で長崎と広島で開かれます。

「被爆体験者」は国が定めた「被爆地域」の外で長崎原爆にあったとして被爆者と認められていません。

シンポジウムでは体験者と同じく 長年、救済の対象外とされたものの、現在は被爆者と認められた広島の「黒い雨」体験者との共通点や、問題の解決策について有識者やジャーナリストなどが議論を交わします。

シンポジウム世話人代表 県保険医協会 本田孝也 会長
「限られた時間の中で(被爆体験者の)きちんとした救済を勝ち取るためにも有意義なシンポジウムにしたい」

シンポジウムは5月12日に長崎市立図書館で、26日には広島弁護士会館で開かれます。