長崎玉成高校などを運営する長崎市の玉木学園で、創立日の15日、記念式典が行われました。
長崎玉成高校 前田功校長：
「いち早く女性の社会的自立を目指し、教育機関としてスタートしたのでありました」
15日の式典には約900人が出席しました。
創立して132年。学園は玉木リツさんが1892年に開いた裁縫学校から始まりました。長崎初となる女性のための実業学校でした。
創立記念日はこれまで休日としていましたが、女子教育に心血を注いだ玉木リツさんの思いを学ぶため、式典を開催しました。
玉木学園 特任学芸員 砂崎素子さん講演：
「（玉木リツさんは）女性が自立するための教育の必要性を感じ、学校設立という大きな志がありました」
鬼塚謹吉理事長：
「ひと針、ひと針、針を進めることの大切さ──玉木リツ先生の思いを受け止めながら、これからの学習活動に是非活かしてください」
看護科専門課程 2年生：
「今はまだ男女の格差とかがあったり、いろんな社会面でも家庭の面でいろいろあるので平等にして行けたらなと思います」
「私もこの看護の道をもっと究めて地域にたくさん貢献できるような素敵な女性になりたいと思います」
今後、玉木学園では毎年、式典を開催していくということです。
