KTSライブニュースではシリーズで鹿児島県内の初夏の味覚をお伝えしています。

今回は鹿児島茶です。お茶の産地・鹿児島市松元にオープンしたばかり、摘み立ての新茶を楽しめるカフェを訪れました。

まるでお茶畑の上を歩いているような道の先。2024年3月にオープンしたカフェ、坂之上製茶SABOです。

建物を囲む茶畑をよく見ると、葉は生え始めで枝もちらほら。

一番茶のシーズンを終え、二番茶の葉が生え始めているんです。

今は、摘み立ての一番茶を味わえる季節。注文が入ると、まず急須で茶葉を蒸らすことから始まります。

一杯一杯、丁寧に入れる新茶です。お茶本来のうまみと渋み、そして新茶ならではのフレッシュな甘みが口いっぱいに広がります。

これからの季節に飲みたい、冷たい緑茶は爽快感が際立つおいしさ。茶畑の中で味わう特別な一杯です。

窓が大きく明るい店内は、ゆったりとした時間が流れる、まさに憩いの場。

姉妹と、友達と。入れたてのお茶を楽しみながら、おしゃべりも弾みます。

お客さん
「とっても満足。数えたら5〜6回は来ていると思う。もうなじみになっている」

お茶を使ったスイーツも豊富で、何回でも来たくなるこちらのカフェ。松元のお茶をもっと多くの人に知ってほしいと、創業60年を迎える坂之上製茶がオープンしました。

栽培から製造まで一貫して手がける自社の茶葉の販売のほか、お茶摘み体験やワークショップなど、様々なイベントも企画しています。

坂之上製茶・坂之上勝利代表
「お茶の新芽が伸びてくる時期って新芽の香りがする。お茶畑に来たなっていう香りを感じてもらいたい」

Q.歩いてみるのはOK?
「OKです!」

1番茶の味と2番茶の新芽の香り。

どちらの魅力も存分に楽しめる鹿児島茶はまさに今、旬を迎えています。