インターハイをかけて熱戦が展開されている県高校総体です。27日は陸上競技が最終日を迎え、女子のトラック競技では神村学園の強さが光りました。

28人が出場した女子3000m決勝。

序盤からレースを引っ張ったのは神村学園の2人、2年生の瀬戸口と、3年生の小倉です。

2人は徐々に3位以下との差を広げていきます。

そして残り2周、2年生の瀬戸口が独走状態に。

緊張で眠れず万全な状態ではなかったものの、出せる力は出せたという瀬戸口。

9分26秒85のタイムで県高校総体初優勝を果たし、表彰台は神村学園が独占しました

神村学園2年・瀬戸口凜選手
「神村が8年連続で優勝をキープできているのはとてもうれしく思う。先輩にも同級生にも年下にも、全員に勝つ気持ちで南九州大会でも優勝出来るように練習を積んでいきます」

そして、女子800m決勝でも神村学園2年の野口がスタートから圧倒的な強さを見せ、大会記録に迫る2分11秒81で優勝。

1500mとの二冠を達成しました。

神村学園2年・野口紗喜音選手
「本当は大会記録を更新するという目標だった。あと1秒届かずとても悔しい気持ちです」

また、男子200m決勝では、鹿児島南3年の狩集が後半伸びる走りで初優勝を果たしました。

鹿児島南3年・狩集徠羽選手
「1、2年の時は活躍が出来なかったので、最後の3年生では結果を残したいと思っていた。自己ベストを0.3秒伸ばすことが出来たので、かなりうれしかったです」

トラック競技は、6位までの入賞者が6月13日から宮崎で開かれる南九州大会に出場し、6位以内に入れば、インターハイへの切符を手にします。