スズキの世界戦略車「スイフト」。オートモーティブ・バーチャル・チューナーのTheo throttle氏は、そんなスイフトの最新型の5代目をセダン化したCGを公開しています。どのような仕上がりなのでしょうか。

新型「スイフト“セダン”」!? 登場が現実的な理由は?

 スズキの世界戦略車「スイフト」。その人気が特に高いインドではハッチバックに加えて、セダンが「ディザイア」という名でラインナップされています。ただ、現在インドで販売されているのは先代(4代目)がベースです。

 そこでオートモーティブ・バーチャル・チューナーのTheo throttle氏は、最新型の5代目スイフトをセダン化したCGを、公開しています。

 スイフトは、欧州車のような軽快な走りとリーズナブルな価格が魅力のコンパクトカー。初代は2000年にデビューしました。

 2004年の2代目からは国内のみならず、海外でも展開されるようになり、2008年にはトランクスペースを設けたセダン「スイフト ディザイア」がインド専売として登場。

 2017年の世代交代を機に車名を独立させた “ディザイア”になりましたが、構造としては「スイフトのセダン版」であることに変わりありません。

 今回Theo throttle氏がスイフトセダンを作成するにあたり、リアスタイルで参考にしたのはフィアットの中南米向けコンパクトセダン「クロノス」です。そのため前半分はスイフト、後ろ半分がクロノスといった印象に仕上がっています。

 スイフトとディザイアの違いは、トランクルームの有無はもとより、フロントピラーの色にもあります。スイフトは代々黒塗りにしてスポーティな雰囲気を演出しているのに対して、ディザイアはボディ同色とし、セダンらしい骨太感を表現しています。

 Theo throttle氏は、その伝統にとらわれることなく、セダンでもフロントピラーを黒塗りとし、スイフトであることを強く主張しています。

 Theo throttle氏のCGは、もちろん非現実的ですが、ディザイアはインドで最も売れているセダンであり、次の世代交代は時間の問題と言っていいでしょう。過去にならえば向こう1年のうちに次期型が出ると予想されます。