大規模災害への対応力を高めようと、高知県内20か所以上で一斉に防災訓練が行われました。

訓練は、高知県や市町村、自衛隊など各機関が連携して大規模災害に対応できるようにしようと毎年行われています。

高知県内23か所での訓練には89団体・およそ900人が参加。

このうち香南市では、消防が救出したけが人を病院などに直接搬送すると医療現場に混乱を招くことがあるため、被災地に設置された救護所に搬送する手順を確認したり、様々な市町村の消防が連携して消火活動を行ったりしていました。

▼高知県危機管理部危機管理・防災課重森哲也課長
「日ごろからの顔の見える関係を作っていく中で、さらには各機関の計画やマニュアルのフィージビリティ(実現可能性)の検証には繋がってきたのかなとは思います」

4月には宿毛市で震度6弱を観測するなど災害対応への関心が高まる中、県は「各機関がそれぞれの役割を把握することが重要」と話しています。