NTTコミュニケーションズとヤンマーホールディングス傘下のヤンマーマルシェ(兵庫県尼崎市)は、地球温暖化の原因となるメタンガス排出の少ないコメ作りができるよう、全国各地の農家への支援を進めている。デジタル技術を活用して水田の水位などを記録し、国の認証制度を利用する際に必要なデータ管理も省力化する。

 メタンは二酸化炭素(CO2)に次いで温室効果が大きく、排出削減が世界的な課題。日本では国内のメタンガス排出量の約4割が稲作に由来しており、農業分野での対応が注目されている。

 両社は環境へ配慮した付加価値の高いコメとしての販売網も広げ、温暖化対策と農家の収益アップの実現を目指す。