【ワシントン共同】米商務省が2日発表した3月のモノとサービスを合わせた国際収支ベース(季節調整済み)の貿易赤字は前月比0.1%減の693億7200万ドル(約10兆7千億円)となり、赤字幅は4カ月ぶりに縮小した。輸入、輸出ともに減り、自動車・同部品の輸入減が目立った。

 輸入は1.6%減の3269億9200万ドル。輸出は2.0%減の2576億2千万ドルで、民間航空機などが減った。

 モノの通関ベース(季節調整前)の貿易収支によると、対日本の貿易赤字は3.1%減の54億1千万ドルだった。自動車・同部品の輸入減などが要因。国別の貿易赤字が最大の対中国の赤字は13.7%減の171億6900万ドルだった。