連休明け7日午前の東京株式市場の日経平均株価は大幅反発した。上げ幅は一時600円を超えた。米FRBによる利下げ開始が遅れるとの懸念が後退し、連休中の米国株式市場が堅調に推移したのを好感した買い注文が膨らんだ。

 午前終値は連休前2日終値比452円59銭高の3万8688円66銭。TOPIXは7.66ポイント高の2736.19。

 3日発表の米雇用統計で労働市場が軟化しつつあると受け止められ、早期の利下げ開始期待が広がったことを背景に、米市場でハイテク株の値上がりが目立った。7日の東京市場にもこの流れが波及。平均株価への影響が大きい半導体関連銘柄に買い注文が集まり、相場をけん引した。