半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)が進出した熊本県の木村敬知事は13日までの共同通信のインタビューで、TSMCの日本第3工場の誘致に意欲を示した。今夏にも同社幹部と台湾本社で協議を始めたいと打診したという。実現に向け県内に立地する大手半導体企業とも協力する考えだ。

 菊陽町にあるTSMCの第1工場は10〜12月に量産を始め、第2工場は年内に隣接地で建設を始める計画だ。木村氏は同社の過去の投資実績を踏まえ「一つの地域に三つぐらいの工場を置くのが通常パターンだ」と指摘。「第3工場の(県内立地の)可能性はかなりある」と強調した。