国の登録有形文化財で、築100年を超える歴史がある埼玉りそな銀行の旧川越支店(埼玉県川越市)の建物を活用した複合施設「りそなコエドテラス」の関係者向け内覧会が10日、開かれた。埼玉りそな銀の前身の一つ、旧第八十五銀行の本店として建てられ、市中心部のランドマークとして親しまれていた。15日に開業する。

 施設には県内産の商品が並ぶ店舗やレストラン、ワーキングスペースなどがあり、金庫室はギャラリーとして貸し出す。旧頭取室は見学可能で、レストランの席としても使える。2階デッキからは川越の街並みが見下ろせる。

 1918年築で主屋は3階建て。2020年6月に支店が移転した。