プロオーケストラとのコラボで来館者の裾野拡大を目指す奈良県立橿原考古学研究所付属博物館でこのほど、新たなイメージ曲が完成した。若手の作曲家林そよかさんが作曲とピアノ、研究所と連携する関西フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者椎名朋美さんがフルートを担当。ホームページで来館体験ができるデジタルミュージアムのBGMに使われ、ユーチューブの「橿考研チャンネル」では収録風景も楽しめる。

 クラシック音楽通で博物館の学芸課長を務める吉村和昭さんが発案。林さんと発掘現場や遺跡を巡り曲調に反映させた。ピアノとフルートのアンサンブルで、尺八のような和風の音色を出すよう工夫した椎名さんの演奏が特徴的。