群馬県伊勢崎市で2歳男児を含む家族3人が乗った車がトラックに衝突され死亡した事故で、トラックの運行記録計(タコグラフ)に事故直前、急旋回したことを示すデータが残っていたことが7日、運転手が勤務する運送会社への取材で分かった。ドライブレコーダーの映像には運転手がハンドルを切る様子も写っていた。急旋回した経緯は不明。

 勤務先の「両毛運輸」(前橋市)は取材に対し「レコーダーの映像から運転手に居眠りはなく、意識はある」と説明。当日のアルコール検査で問題はなかった。同社は7日午前、県警から家宅捜索を受けたという。

 県警はトラックが対向車線にはみ出したとみており、詳しい状況を調べている。