在日海兵隊を統括する米第3海兵遠征軍は1日までに、新型の水陸両用戦闘車(ACV)を先月29日に米軍那覇港湾施設(那覇軍港)で陸揚げしたと発表した。キャンプ・シュワブ(沖縄県名護市など)に輸送するとしている。

 第3海兵遠征軍は、司令官ターナー中将の「インド太平洋の不測の事態に対応する能力をさらに強化できる」とのコメントを発表した。

 高度なミサイル能力を持つ中国軍を念頭に、海兵隊は南西諸島に部隊を分散させる「遠征前方基地作戦(EABO)」を打ち出している。ACVは、部隊の島しょ部への展開に使用されるとみられる。