【パリ共同】岸田文雄首相は1日夜(日本時間2日未明)、パリの首相府でフランスのアタル首相と会談した。岸田氏は2027年までの日仏の幅広い協力目標を定めた新たなロードマップ(工程表)や、緊迫する国際情勢を踏まえ、日仏関係を飛躍的に強化させたいと言及した。アタル氏との会談は初めて。

 昨年12月に決めた工程表はインド太平洋地域の国際秩序維持や防衛協力の拡大を盛り込んだ。

 会談で両首相は、日仏がスタートアップ(新興企業)を含む経済や、安全保障、科学技術、漫画など包括的な分野で多層的発展を遂げていると歓迎。経済安保について意見を交わした。