3月に右肘を負傷したパリ五輪レスリング女子53キロ級代表の藤波朱理(日体大)が5月1日からマットでのレスリング練習を再開することになった。父の藤波俊一コーチが30日に明らかにした。順調に回復し、同コーチは「五輪には何の影響もなく、万全の状態で出場できると思う。前を向いて頑張っている」と話した。

 20歳で133連勝中の藤波は右肘脱臼で3月19日に手術を受けた。4月のアジア選手権を欠場し、下半身強化などリハビリに努めてきた。金メダルを期待される五輪に向けて、海外での試合には出場せず、国内で調整を進めていくという。