【キーウ共同】ロシア軍が25日、ウクライナ東部ハリコフ市の大型商業施設に行った攻撃について、地元検察は26日、攻撃時の状況を撮影した監視カメラの映像を公開した。施設内で買い物客や従業員とみられる人たちが突然の爆発で倒れ込んだり、商品棚が崩れ落ちたりする様子が記録されていた。

 ハリコフ州知事によると、26日までに16人が死亡した。滑空爆弾2発が使われたとみられる。地元検察によると、死者には12歳の少女と母親が含まれ、7人が行方不明。

 米シンクタンク、戦争研究所は25日の分析で、ロシアは滑空爆弾でハリコフ市を攻撃することで、市民に恐怖を与えて街から脱出させようとしていると分析した。