【ナイロビ共同】南アフリカ下院は14日の本会議で、2018年に就任した与党アフリカ民族会議(ANC)のラマポーザ大統領を再選出した。ANCは5月の総選挙で1994年の民主化以来初めて過半数を割り、連立を組む白人主体の民主同盟(DA)などの協力で続投にこぎ着けた。ラマポーザ氏は19日に2期目の就任式を行い、政権運営の焦点となる組閣に着手する。

 ラマポーザ氏は再選出後に下院で演説し「国民は各党が違いを乗り越えて協力することを望んでいる」と訴えた。

 ロイター通信によると、連立にはDAのほか黒人のズールー人主体のインカタ自由党、カラード(混血)の支持を受ける右派の愛国同盟も参画。