梅好き1117人に調査を実施

「うめひかり」が、梅が好きな1117人を対象に「梅しごと」に関する調査を実施し、その結果を発表しました。調査は2024年3月〜4月の期間、自社のSNS(X、Instagram、YouTube、LINEオープンチャット)にて回答を募集する形式で行われました。

好きな梅干しは?

梅干し好きが好む梅干しは…?

 調査対象の1117人全員に好きな梅干しを聞いたところ、「紫蘇漬けの梅干し(67.7%)」「白干し梅(塩だけのしょっぱい梅干し)」(52.1%)「カリカリ梅」(23.1%)と続きました。

 梅好きの方は、はちみつ梅など、甘くて食べやすい調味梅干しよりも、しっかりすっぱくてしょっぱい昔ながらの梅干しの方がお好きなようです。

「梅しごと」とは、梅が旬を迎える時期に梅干しや梅酒を作る手しごとのこと。梅しごとを行う時期は、その年の梅の実の生育状態や地域によって、多少のズレが生じますが、5月中旬〜7月中旬頃とされています。

 梅しごとをするかの質問に対し「する」と回答した1028人を対象に、梅しごとで何を作るかを聞いたところ、「梅干し」(89.2%)がトップで、以降は「梅シロップ」(68.4%)、「梅酒」(50.7%)、「梅ジャム」(26.1%)と人気の梅加工品が続きました。さらに、「梅味噌」(17.8%)とお味噌と一緒につける人も一定数いることが明らかになりました。

梅しごとを始めた年齢は?

始めた年齢、半数以上が40代以下

 梅しごとを始めたきっかけは、「梅干し、梅が好きだから」が59.7%と半数以上を占め、「家族や友人・知人がやっていたから」が34.9%、「生の梅が手に入ったから」が24.1%と続きます。「自分好みに漬けられる」というのは、梅好きにとって梅しごとにおける最大のメリットかもしれません。また、梅しごとを初めて行った年齢を聞いたところ、「30〜39歳」(26.2%)、「40〜49歳」(24.5%)と、30代以上が多いことが分かりました。次いで、「19〜29歳」(20.6%)、「50〜59歳」(19.6%)と続きます。

梅干しを漬ける「梅しごと」で使う品種は?

梅干しを漬ける「梅しごと」で使う品種は?

梅しごとで使う品種を聞いたところ、「南高梅」が80.9%と人気で、以降は、「白加賀梅」(12%)、「十郎梅」(4.4%)と続きます。「スーパーで買うと品種が書いておらずよく分からない」という声もありました。

南高梅は数ある品種の中でも最高級とされ、果実は大きいのに種は小さく、果肉が柔らかいのが特徴です。「梅といえば南高梅」という方も多いのではないでしょうか。

梅の入手方法は?

また、生梅の入手方法は、「スーパーや青果店などの店頭で買う」が59.4%、僅差で「オンラインで買う」が51.6%となりました。梅の産地ではない地域にお住まいの方でも確実に生梅を購入するために、オンラインで購入することが増えてきているのかもしれません。「知人等から譲り受ける」が16.5%、「自宅の梅の木から収穫する」が11.4%と、身近なところで梅が入手しやすい環境にある方も意外と多いことが分かりました。

(LASISA編集部)