「内定をもらえなかった」との声も

 ウェブメディア「キャリアクラフト」が、就職・転職活動で役に立たなかった資格に関するアンケート調査を実施。その結果を発表しました。

 調査は2024年3月28日〜4月11日、転職経験と資格取得経験がある20〜50代の会社員300人を対象に行われました。

 それによると、就職・転職活動を有利にする目的で資格取得したことがあるかを尋ねる問いに対して、計76%の人が「ある」「どちらかといえばある」と回答しました。特に「ある」は45%と、全体の半数近くを占めています。一方、取得した資格が就職・転職活動で役に立たなかった経験が「ある」人は25%。「どちらかといえばある」は35%で、計6割に上りました。

 具体的な資格名については、宅地建物取引士・行政書士試験・色彩検定がそれぞれ4人、フォークリフト運転免許が5人、TOEICが6人、乙種第四類危険物取扱者が7人、ファイナンシャル・プランニング技能検定試験が11人、日本漢字能力検定が20人、ITパスポート試験が21人、日商簿記検定が22人、実用英語技能検定(英検)が28人、秘書技能検定が33人となっています。上位の資格に関する自由回答としては、「一般のビジネスマナーは役に立っているが転職の強みにはならなかった」(秘書検定)、「今はTOEICの方が主流なのであまり意味がない」(英検)、「経理職に転職を試みたが実務経験がなかったため内定をもらえなかった」(簿記)などの声が寄せられました。

(LASISA編集部)