NEWS小山慶一郎さんと、小山さんの実の姉で、おうち料理研究家・みきママさん姉弟が、史上初めてコラボする企画「小山姉弟の食卓」。食べるの大好き、お料理初心者の小山慶一郎さんのために、お料理が苦手な方でも作れるおすすめレシピを、姉・みきママさんが厳選! 姉から弟・小山慶一郎さんに伝えたい「簡単お家ごはんレシピ」をリアルな姉弟トークとともにお届けします。
今回は、小山さん初となるスイーツ作り! 挑戦するメニューは、小山家のイベントに欠かせない「ショートケーキ」です。ケーキ作りの話から、小山さんも想定外の思い出話が飛び出して……!




みきママ:さぁ慶一郎、今日は「いちごのショートケーキ」を作るよ! まずは記念撮影。ハート作ろ、ハート!

小山:変だって! ふつう姉弟でハート作んないだろ。

みきママ:ほらほら、二人でおっきなハート作ろうよ。

小山:話を聞け! ぜったいに嫌!

みきママ:じゃあ小さいのでいいよ。

小山:……(無言でハートを作る)。

みきママ:いいじゃんいいじゃん! はいポーズ!

小山:もういいだろ! 早くケーキ作るぞ!




みきママ:ではでは、電子レンジでやわらかくしたバターに砂糖を加えて、泡立て器で混ぜてください。

小山:どのくらい混ぜればいいの?

みきママ:マヨネーズくらいのやわらかさになればOK。次に溶いた卵を加えるんだけど、これはちょっとずつ加えてね。




小山:なんで?

みきママ:少しずつ混ぜていかないと分離しちゃうの。ちなみに混ぜるときは、空気を含ませるようにして混ぜます。

小山:どうやって? そしてなぜ!?

みきママ:泡立て器を円を描くように動かすの。そしたら生地に空気が入るから! ケーキを焼くと、その空気が膨張して生地をふわふわにしてくれるんだな。




小山:お菓子作りって、なんか化学っぽいんだね。次はこの粉を加えるの? これさ、作り始める前に全部の材料をはかっておかなきゃいけないんでしょ?

みきママ:そうだね。それがちょっと面倒かもしれないけど、お菓子は計量がキモなわけ。計量が正確にできていれば、間違いなくおいしく仕上がる!

小山:じゃあ、俺でもおいしく作れるようになる!?

みきママ:なるなる! 特にこのケーキは混ぜるだけだし、うちの息子たちも作れるくらい超簡単。慶一郎でも大丈夫!




小山:粉は? どんなふうに混ぜたらいい?

みきママ:ゴムべらで、さっくり切るような感じ。

小山:こう?

みきママ:違〜う! ゴムべらは立てる!

小山:こう!?

みきママ:そう! 合格〜!

小山:何で切るように混ぜるのよ?

みき:いい質問だ。さっき空気を含ませるように混ぜたじゃない? その空気がつぶれないようにするには、この混ぜ方がベストなの。

小山:ひとつひとつ、ちゃんと理由があるんだな。お菓子作り、深いな!




みきママ:おもしろいでしょ、お菓子作り。でもよかったねぇ、慶一郎。こんな機会がなかったら、あんた一生お菓子作りのおもしろさを知らないまま、生きていくことになったんだよ。

小山:大げさじゃない!?(笑)。でもいわれてみればそうかもね。みきありがとう。

みきママ:素直だな(笑)。では最後の行程、生地を紙カップに流し入れま〜す。この生地、ふわっふわに膨らむから、入れる量はカップの半分くらいまでね。で、生地を流し入れたらカップを2〜3回下に落としてトントンしてください。なんでか分かる?

小山:生地を平らにしたいから?

みきママ:半分ピンポン! 平らにならすためと、よぶんな空気を抜いて生地が爆発しないようにするためでした。さらに竹串で3周くらい生地をグルグルかき混ぜると、中に残った大きな気泡がつぶれてきれいに仕上がるよ。

小山:トントンしてグルグルね。……できた!




みきママ:手際よくない!? ほんとにお菓子作り初めて!?

小山:うん、初めて。やっぱ素質ある!?

みきママ:あるある! パティシェになる未来、あったかもよ。慶一郎さ、もし芸能界に入っていなかったら、今ごろ何の仕事をしてたと思う? お店(編集部注:お二人のご実家の中華料理店)継いでた?

小山:可能性はあったんじゃない?

みきママ:……いや、違う。慶一郎、美容師になりたかったんじゃん!




小山:あ〜! 忘れてた(笑)。高校に入ったばっかりのころ、みきが当時大ブームのカリスマ美容師さんのお店に連れて行ってくれたんだよね。

みきママ:そうそう! 私が通ってた美容室に連れて行ったら、ガラッとカッコよくなって。それで慶ちゃん感動しちゃって、店長さんに「俺、美容師になりたいからこのお店に入れてください!」って直談判したら、あっさり「いいよ」って。

小山:美容師にならなかったね。というかアルバイトも続かないしね…(笑)。

みきママ:すぐやめちゃって…(笑)。そういえば、スーパーのバイトも……。

小山:ストーップ! なんでここでバイト話を暴露されなきゃいけないんだよ!

みきママ:ほんとのことでしょ〜!

小山:そんなことはいいから、ケーキオーブンに入れるよ!

みきママ:はいはい(笑)。ではみなさん、慶一郎のバイト話はまたいつか(笑)。お楽しみに〜!




材料(直径6.5×高さ5cmのマフィン型4個分)
卵…1個
薄力粉…100g
ベーキングパウダー…3g
有塩バター…50g
牛乳…60ml
砂糖…60g
ホイップクリーム…適宜
いちご…適宜

作り方
1.耐熱ボウルにバターを入れ、600Wの電子レンジで20秒ほど加熱し、指で押したときに少しへこむくらいのやわらかさにする。砂糖を加え、泡立て器ですり混ぜる。
2.卵をボウルに溶きほぐし、1に少しずつ加え、そのつど泡立て器で空気を含ませるように混ぜ合わせる。オーブンを180℃に予熱する。
3.薄力粉とベーキングパウダーを合わせてふるい入れ、ベーキングパウダーをあわせて振るい入れ、牛乳を3回に分けて加えながら、ゴムベラで切るようにさっくりと混ぜる。さらに牛乳を3回に分けて加え、粉っぽさがなくなるまで手早くさっくりと混ぜる。
4.紙カップの半分くらいまで3を流し入れたら、低い位置からカップを2〜3回落として中の空気を抜く。生地に竹串を刺し、3周ほどかき回す。
5.オーブンの下段で約25分、中央に竹串を刺して生地がつかなくなるまで焼く。網にのせてしっかり冷ます。
6.クリームを絞り、洗ってヘタを取ったいちごを飾る。





■PROFILE
小山慶一郎(NEWS)●1984年5月1日生まれ、神奈川県出身
Instagram@keiichiro.koyama

みきママ●お家料理研究家。著書は累計250万部を突破。管理栄養士を目指し42歳で大学に再入学したことも話題に。小山慶一郎さん(NEWS)の実姉としても知られる。最新著書に『みきママの東大合格弁当』(扶桑社)がある
Instagram@mikimama_official

<スタッフ>
調理/みきママ 撮影/三村健二 スタイリング(衣装)/三島和也(Tatanca) スタイリング(フード)/中村弘子 ヘア&メイク/KEIKO 取材・文/恩田貴子

<衣装協力>
みきママさん▶シャツ¥4,900 パンツ¥3,990/ともにCRAFT STANDARD BOUTIQUE イヤリング¥1,490/AMERICAN HOLIC
問い合わせ先:全て株式会社ストライプインターナショナル プレスルームTEL03(6773)7554