自然の中で育った野菜には、心身を健やかに整える栄養素がたっぷり。旬の野菜のおいしさをダイレクトに感じられるレシピで、体と心を緩やかに整えましょう。料理家の河原希美さんが、自然医学・アーユルヴェーダの知識をもとに、野菜が主役の体が整うレシピを教えてくれました。今回ご紹介するのはセロリや生姜、ピリッと効かせた胡椒で消化力が高まる、やさしいそら豆のリゾットの作り方です。

そら豆とセロリのリゾット

旬のそら豆を、温かく消化にやさしいリゾットで楽しみましょう。一緒に煮込んだセロリや生姜、ピリッと効かせた胡椒で消化力が高まり、春の体の重さや滞りをすっきりと整えてくれます。

●材料(2人分)
そら豆…8本
米…0.5合分
セロリ…1/4本
生姜…1/2かけ
玉ねぎ…1/4個    
昆布…1枚(5cm角)
塩…小さじ1/2
ギー(またはオリーブオイル)…小さじ2
水…2と1/2カップ
胡椒…少々
パセリ…適量

●作り方
① そら豆をさやから出し、1分ほど塩茹でし、薄皮をむく。
② セロリ、生姜、玉ねぎをみじん切りにする。
③ フライパンにオイルを熱して、②をしんなりするまで炒める。
④ ③に米を加えて、透明になるまで炒める。昆布、塩、水を加えて蓋をして弱火で10分ほど煮込む。
⑤ ④にそら豆を加えて1〜2分ほど蓋をして火を通す。
⑥ お皿に盛り、胡椒、お好みでパセリをトッピングする。


このレシピを教えてくれたのは

河原希美さん
料理家、管理栄養士、アーユルヴェーダ講師。栄養学やアーユルヴェーダの知識をもとに、心と体を整えるレシピを提案。著書に『ゆるっと整うやさしさごはん』(KADOKAWA)。
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cooking & styling: Nozomi Kawara photograph: Shungo Takeda text: Azusa Shimokawa

リンネル2024年5月号より
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