岸田文雄首相は17日、石川県の馳浩知事と首相官邸で会談し、能登半島地震の復興基金の創設について「被災・被害状況や国の支援制度による対応状況を踏まえたうえで、検討を進めていきたい」と述べ、前向きな意向を示した。復興に向けた2024年度予算の予備費からの追加支出については「来週にも使用決定する」と表明した。地震発生から第4弾の予備費支出となる。

 馳知事から要望書を受け取った首相は「里山・里海の復興や観光の再生、町づくりについて、政府としても全面的に支援していきたい」と語った。【内田帆ノ佳】