「父親代わりの叔父から不倫をしている事実を告げられました。元夫の浮気が原因で離婚した私は、叔父に失望しています」
アラフォー、アラフィフ世代の女性を中心に、実体験エピソードを寄せてもらいました。年齢を重ねると健康や人間関係、お金などさまざまな問題が発生しますが...。あなたならこんな時、どうしますか?

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■きっかけは叔父からの誤送信LINE
2020年1月、実父(享年73歳)が直腸がんで他界しました。
父は末っ子の私を溺愛していて、私が結婚して親になっても顔を合わせると「大丈夫か? 何かあったらお父さんが守ってあげるから連絡をよこしなさい」といつも言っていました。
私は「もう私もおばさんで子どももいるんだし、心配しないで」と返していました。
しかし、守られていることを心強く感じていたので、父が亡くなったときは本当にショックでした。
心にぽっかりと穴が空いてしまい、立ち直るまでに時間がかかりました。
そして、2021年の12月に夫(48歳)の浮気が発覚し、何度も話し合いをしましたが、2023年3月に離婚が成立しました。
私は就職して娘(20歳)と息子(16歳)を引き取り、実家でひとり暮らしをしていた母(78歳)と同居することになったのです。
父が亡くなってから、何かと私たちのことを心配してくれる叔父に状況を話していると、たまたま叔父の会社と私が就職した会社が近いことが分かり、仕事帰りにたまに飲みに行くようになりました。
先日、叔父からスマホにメッセージが来たので「飲みの誘いかな?」と思いながら読むと「明後日、〇〇ちゃんの好きなうなぎ屋を予約したよ!」と...。
〇〇ちゃんは私の名前でも叔母の名前でもなかったので、私が驚いて既読スルーしていると、恐らく誤送信に気付いた叔父から「明後日の仕事の後、飲みに行こう」と、誤送信の件には触れずメッセージを送ってきました。

■父親のように思っていた叔父に抱いた嫌悪感
約束の日、気乗りがしなかったのですが、仕事終わりに居酒屋で叔父と飲みながら話をしました。
最初は当たり障りのない話をしていましたが、意を決して聞いてみました。
「おじちゃん、この前、私に間違ってメッセージ送ったでしょ! 〇〇ちゃんって誰? まさか不倫相手とかじゃないよね?」
すると、叔父は覚悟していたように静かに頷き、彼女との出会いや彼女への気持ちを話し始めたのです。
私は、私の勘違いであることを願っていたので、話を聞いてショックでした。
顔には出さないようにしていましたが、自分の離婚に至るまでのことがオーバーラップしてきて、だんだんと冷静さを失ってしまいました。
「離婚する気はないから心配しないで」
そんな身勝手な叔父の言葉に、私は怒りが爆発してしまったのです。
「いい歳して不倫なんて気持ち悪い! おばちゃんがもし浮気相手のことを知ったら...おばちゃんの気持ちは考えたことないの? おじちゃんも元旦那と同じだね。妻という存在を軽く見過ぎてるよ」
翌日、言い過ぎたことのお詫びのメッセージを送ると、叔父から「昨日のことは忘れよう! また来月飲みに行こう」と返信が。
でも、私は何もなかったことにはできず、以前のように叔父を慕うこともできず、そのメッセージは既読スルーのままです。