068_節約・貯金・手当て_わたなべこ
みなさんは日頃お財布にどのくらいの現金を入れているでしょうか。電子マネーやクレジットカードなどキャッシュレス化が進んだ今は、あえて現金を持ち歩かないようにしている人もいるかもしれません。ママスタコミュニティにも、あるママからこんな質問が寄せられました。

『みんなのお財布には諭吉が何人いる? 私は2人だった』

投稿者さんは、みなさんのお財布に1万円札がどのくらい入っているか知りたくて質問を寄せてくれたようですね。しかしお金の話を露骨にすると下世話になるからでしょうか。1万円札に印刷されている福沢諭吉に例えて「何人?」と質問しています。この質問にはとってもコメントがしやすかったようで続々と声が寄せられました。ママたちの声を紹介します。

「10人以上」持ち歩いています!


『13人だった。現金使わないから、ずっと入っている』

『暇だから数えてみたら23人いた。紫式部も2人いた』

『今は25人いるけど、これから銀行に23人出家します』

『普段はキャッシュレスなので、スロットの軍資金のみ。現在30人くらい』

こちらのママたちはずいぶん大金を持ち歩いていますね。現金での大きな支払いがあるのでしょうか、家賃や遊興費といった明確な用途があって入れている人もいるようです。なかには「紫式部も2人入っている」と答えてくれたママもいました。紫式部は2千円札の顔ですよね。最近は筆者も見かけたことがないので、使わずにずっと財布のなかにいるのかもしれません。

多数派は「2〜3人」

『2人。常に2人にしている。バーコード決済やクレジットカードが使えないところもたまにあるから、2人いると安心』

『3人はいるかな。現金は持ち歩くよ。いつ通信障害とかで、クレジットカードとか使えなくなるかわからないから』

『3人。クレジットカードやスマホで払うからほとんど使わないんだけど、前に機械の不具合とかカードの不具合で現金しか使えないときがあったから』

『札入れがふたつのゾーンに分かれているので、基本的に3人を別室に控えさせて、メインの部屋に1人いる』

『3人いたけど、明日お通夜にいくことになったから1人減った』

ママの声で多かったのが「2〜3人」という声でした。最近はクレジットカード払いなどもあり、現金を使う機会が減っているかもしれません。ただ支払おうとしたら通信障害やカード不具合などで現金払いしかできなかった、というケースもありえます。そういった事態に備えるため、1万円札を2〜3枚お財布に入れておくことにしているのですね。
万が一のときの対策を日頃から考えている人は少なくないようです。「震災が起きたらクレジットカードも電子マネーも使えなくなるから、野口英世30人くらいを置いておくほうがいい」といった声も寄せられました。おそらく1万円札だと釣り銭切れの可能性も考えられるため、千円札を多く用意しておくといいとアドバイスをくれたのでしょう。普段から有事のための現金を準備することも検討するといいようです。

諭吉さん、ただいま席を外しています


『お財布にはいないけど、タンスには50人いる』

『諭吉いない。野口さんしかほとんど見たことない』

『今、自分の財布見たら諭吉どころか、誰もいなかった。銀行に迎えに行ってくるわ』

さらに財布をのぞいてみたものの、福沢諭吉はゼロだったという声も寄せられました。みなさんにとって、福沢諭吉はありがたい存在のようですね。財布にいるのが野口英世なのか福沢諭吉なのかで、ママたちの気持ちも変わってくるのでしょう。さらにこんな声も寄せられました。

『諭吉は一人もいない。きっと夏になれば栄一が団体で来てくれる』

おそらく夏になればボーナスが期待できるという意味なのでしょう。しかも渋沢栄一が肖像として採用される新紙幣の1万円札が発行されることを見越してのコメントですね。渋沢栄一は生涯において500もの企業設立などにかかわり「日本近代社会の創造者」と言われる存在です。1万円札にふさわしい顔で、諭吉に引けを取らない存在感になりそうです。

国立印刷局によると、2024年7月3日に1万円、5千円、千円の3券種を改刷する予定とのことです。ですから渋沢栄一の新紙幣にも順次お目にかかることができそうですね。ちなみに5千円札の肖像には、生涯を通じて女性の地位向上と女子教育に尽力した教育家・津田梅子。千円札には破傷風を予防・治療する方法を開発した微生物学者で「近代日本医学の父」と呼ばれている北里柴三郎が採用されています。キャッシュレスが進むにつれて現金で支払う機会は少なくなるかもしれませんが、ぜひ新紙幣が発行された暁には、お札を手にして手触りを味わってみてください。