防災や医療などさまざまな分野で岩手県の発展に貢献した人をたたえる県勢功労者の表彰が5月27日に行われました。
2024年度は5人が受賞しています。

27日は盛岡市内で県勢功労者の表彰式が開かれ、受賞者やその家族に達増知事から表彰状が贈られました。

このうち岩手大学名誉教授を務める盛岡市の齋藤徳美さんは自然災害についての提言・提案を行い、防災対策の推進や東日本大震災津波からの復旧・復興に貢献しました。

県勢功労者 齋藤徳美さん
「(受賞は)産官学連携で動いてきた皆さんのたまもの。(今後も)被害を少なくする方向性を目指したい」

また岩手医科大学の理事長を務め2024年3月に亡くなった矢巾町の小川彰さんは、看護学部や新たな附属病院の開設など教育や診療分野の環境整備に尽力しました。
式には妻の清美さんが出席しました。

県勢功労者・故小川彰さんの妻 清美さん
「岩手医科大職員の貢献や努力が支えになってこのたびの受賞を授かった」

受賞者たちはそれぞれ晴れやかな表情を見せていました。