23回目となる「北区内田康夫ミステリー文学賞」の応募作品を現在、北区が募集している。(赤羽経済新聞)

 第22回大賞作品舞台化の様子

 同賞は、東京都北区の知名度をアップし、文化的イメージを強めるため、北区出身の作家・内田康夫さんの協力を得て2002(平成14)年に創設。これまで多くのプロ作家を輩出してきた。

 大賞1編には賞金100万円を、特別賞1〜2編には賞金各10万円を授与し、受賞作品は「Webジェイ・ノベル」(実業之日本社)に掲載する。受賞作品を掲載したブックレットも作成し、授与式・記念イベントなどで配布する予定。大賞受賞作品は舞台化もされる。

 前回(第22回)の応募作品総数は182作品で、そのうち16作品が北区在住者から寄せられた。北区シティブランデング戦略課の大川桃奈さんは「本年度はさらなる北区内への周知と、40〜60代からの応募が多いので若い世代への広報に力を入れていきたい。そのため北区公式のSNSでの発信や区内の学校などに呼びかけていく」と話す。「幅広い世代の人に応募してほしい。ミステリーを書いたことがない人のチャレンジも歓迎」とも。

 募集は9月15日まで。