青森県りんご対策協議会(青森市安方2)が4月26日、「青森りんご下敷き」を小学校に無料配布することを発表した。(青森経済新聞)

 12種のリンゴの品種を掲載した「青森りんご下敷き」

 「青森りんご下敷き」は昭和40年代から同協議会が企画・発行する下敷き。主にB5サイズで、リンゴの品種や栽培方法などを記載している。同協議会では毎年同下敷きを制作しており、デザインは2〜3年に一度変えている。今回配布する下敷きは昨年デザインを変えた物で、新しくなったマスコットキャラクター「りん太くん」などを印刷している。

 「青森りんご下敷き」配布は、リンゴが青森県に持ち込まれた1875(明治8)年から来年で150年となる記念の取り組み。次世代に向けて「青森りんご」ファンを増やすために行う。受け取りの条件は「小学校の社会科や地域学習授業に活用するのが目的」であること。クラス単位でも申し込みできる。青森県内だけでなく国内であれば県外の小学校も対象となる。

 同協議会メンバーの里村桃子さんによると、同下敷きはこれまで、同協議会の会員向けに配布したり、弘前市に提供したりしていたが、公募制で小学校に配布するのは今回が初めてという。「青森県の小学生であれば誰でももらえるといった都市伝説もあるが、これまで当会から小学校に提供したことはなく、今回が初めて」と里村さん。

 「当会で保管している最も古い下敷きは1975(昭和50)年。昭和40年代の下敷きを持っている人はぜひ連絡してほしい」とも。

 応募締め切りは2025年6月末日まで。配布数は1万枚。申し込みは公式サイトの専用フォームで受け付ける。