神保原駅北まちづくりをテーマにした「第3回まちなか再生ワークショップ」が5月19日、上里町役場で開かれた。テーマは「駅前広場からまちを考える」。(本庄経済新聞)

 JR高崎線・神保原駅北の風景

 同ワークショップの「ローカル会議」では、2月27日に「みちの使い方を考える」、3月26日に「まち全体の使い方を考える」をテーマに意見交換を行った。

 3回目の会議の冒頭、島田邦弘副町長が「上里町がより一層元気になるために、知恵と力を貸していただけることに深く感謝する」と話した。

 神保原駅周辺で5月12日、「ちいさな駅前を旅するマーケット」と称して、駅前通りの沿道、旧トライアル、駅南広場など5カ所を会場に行った。37店舗が参加した。

 会議で初めに、同マーケットに出店した男性が振り返りとして「焼きそば300円、綿あめ100円、ポップコーン100円で、有志数人で店を出した。当日は10万5,000円の売り上げがあった。焼きそばは町内の夏祭りの定番メニュー。出店して分かったのは、にぎわいとは、自分が住んでいる地域の人たちと仲良くなることだということ」と話した。「新しく道路を造ることで、地域の人のつながりを再生できれば」とも。

 同会議では3班に分かれて意見交換し、各班で出た意見の方向性を取りまとめ発表した。ファシリテーターは、東京芸術大学の藤村龍至准教授が務めた。

 山下博一町長は「先週の日曜、神保原駅周辺で行った4回目のマーケットには約1600人の来場者があった。まちづくりの明かりを消さないように、皆さんと一緒に走りたい」と呼びかけた。