本庄のJA埼玉ひびきの本店(本庄市早稲田の杜1)の駐車場で5月25日、「本庄〜早稲田100キロハイク」の開会式が行われた。 (本庄経済新聞)

 「第61回本庄〜早稲田100キロハイク」の開会式で司会を担当する福中翔亜人副実行委員長ら

 同市から早稲田大学(東京都新宿区)の大隈講堂まで約100キロの道のりを2日間かけて学生らが歩く同イベント。2020年、2021年はコロナ禍により中止、2022年は早稲田大学所沢キャンパス(所沢市三ケ島)からの50キロ区間での短縮開催となり、昨年、4年ぶりに同市で開会式を行い完全復活した。

 早稲田精神?揚(こうよう)会は1959(昭和34)年設立の同大公認サークル。同会の「アメリカ大陸徒歩横断隊」が1963(昭和38)年、アメリカ西海岸から東海岸へ徒歩で横断したことがきっかけで、同年、「第1回100キロハイク」を開催した。今年で61回目となる。

 開会式で、吉田信解本庄市長は「元気のある学生がまた本庄市に戻ってきてくれてありがとう」と感謝の気持ちを伝えた後、「夢を持ってほしい。そして学生時代に苦労してほしい。一番の苦労は体をいじめることで、一番ふさわしいのは100キロハイク」と話し、激励した。粳田平一郎同市議会議長は「(将来的に)本庄に戻ってきてくれたら」と話し、学生らと「エイ、エイ、オー」と鬨(とき)の声で気勢を上げるとともにエールを送った。榎本史悠実行委員長は「赤信号は止まる、歩道を歩く、路上喫煙をしない、飲酒しないなど、基本的な歩行ルールを守ってほしい」と呼びかけた。

 参加者は9時にスタート。同駐車場から男堀川沿いに進み、国道254号線、国道140号線を経由して、最初の休憩所となる桜沢公民館(寄居町桜沢)に向かった。

 参加者は25日と26日、2日間かけてゴールを目指す。