富士花鳥園(富士宮市)のシャクナゲが現在、見頃を迎えている。(富士山経済新聞)

 温室内のアジサイ

 約30種類のフクロウやペンギン、インコなどの鳥類の飼育をするほか、全天候型の空調ハウスで育成する1200株のベゴニアや300品種のフクシアなどの花々が咲く同園。鳥の餌やり体験や写真撮影、フクロウのバードショーなどを楽しむことができる。

 屋外庭園のエリモシャクナゲが5月7日現在、満開を迎え薄いピンク色や白色、赤色の花が来場者の目を楽しませている。同園によるとシャクナゲは5月中旬ごろまで楽しむことができるという。約990平方メートルの敷地に約3万株あるクリンソウの見頃も始まり、今月中旬から6月上旬にかけてピークを迎えるという。

 温室内のアジサイ、ベゴニア、フクシア、ペチュニアなども開花が始まった。アジサイは35品種約200鉢あり、姉妹園「加茂荘花鳥園」(掛川市)で品種改良したオリジナルアジサイ「Kamoセレクション」約20品種もそろえる。5月下旬から咲きそろい、見頃のピークは6月から8月だが、ハウス内の安定した環境で管理するため、10月に開花する品種も多くあるという。

 同園広報担当の星野成人さんは「温室内ではベゴニア、フクシア、ペチュニアがまさに花盛りでアジサイの開花も進んで更に見応えが増してくる。屋外では季節の花クリンソウの見頃が始まっており、今月中旬から6月上旬にかけてピークを迎えるので、富士花鳥園の花にも注目してほしい」と話す。

 営業時間は9時〜17時。料金は、大人=1,400円、小学生=700円。