4月、甲府市内に新たなワイナリーが誕生しました。夫婦2人3脚でワインを通して商店街を盛り上げたいと奮闘しています。

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こちらは4月にオープンした、甲府市にあるスプリングワイン。

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始めたのは佐野哲也さん、いずみさん夫婦です。

2年ほど前に自ら作ったワインを販売するお店を構え、4月、ワインの醸造ができる設備とワインを楽しめる飲食スペースを加えて新たにオープンしました。

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実はこちらのワイン醸造所なんですが、ある場所は朝日通り商店街の中、甲府駅から歩いても10分ほどの場所にあるんです!



あえて朝日通り商店街にこのような醸造所を作り、地域活性化にも繋がると全国的に注目されている「都市型ワイナリー」を目指しています。

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スプリングワイン 佐野いずみさん:
「駅近という立地なのでアクセスのしやすさが大きなポイントで、もう一つは生活圏の中にワイナリーがあることで、よりワインを身近に感じてもらえるのではないかなと思います」

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ワイナリーには大小10のタンクと4つの樽を導入。

年間6000Lを醸造予定です。

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2人が都市型ワイナリーを作りたいと思ったきっかけは、前職の経験からでした。



佐野さん夫妻:
「もともとは甲府市役所の市の職員、2人とも」

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スプリングワイン 佐野いずみさん:
「街づくりや市の活性化、市のプロモーションの仕事をしていた。街づくりにとても興味があり、街の中にワインを飲めるスポットを(作りたい)」

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そこで2人は、1からブドウ栽培やワイン醸造を学びました。

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構想から4年が経った2022年、県内に畑を借りて自らが育てたマスカット・ベーリーAと甲州を使い、修業先のワイナリーで醸造したワインをこの場所で初めて販売したのです。



いずみさん:
「2023年のワイン(マスカット・ベーリーA)が天気が良く、果実が良く熟したので果実味のある仕上がり」

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ほんのりとした甘味がありますので酸味と甘みのバランスがとてもよく、どんどん飲めてしまうような飲みやすいワインです。

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さらにおつまみも県産食材にこだわりました。この店は地域の人たちにとって交流の場となっています。

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お客さんは:
「昼の時間帯に家族連れで来られたり、ついでに(商店街の)お店をまわったりできる。そのようなことも多くなった」
「ワインの醸造所があるのは山梨ならではの感じがする」
「地元の人も観光客も楽しめる商店街になっている。すごく活気があり自慢できる通りだと思う」

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導入したタンクはまだ使っていないということですが、今年の秋に新酒ワインを初めて醸造する予定です。

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スプリングワイン 佐野いずみさん:
「私たちのワインは日常に寄り添うワインを目指しているので、普段の食事に合うワインを作っていきたい」

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スプリングワイン 佐野哲也さん:
「新米ワイナリーにはなるが、商店街でオープンという特徴を活かして、近所の一員になれるような“まちなかワイナリー”に」