プロサッカーチーム「V・ファーレン長崎」の選手への応援メッセージプログラミング企画が4月27日、浜んまちガーデン(長崎市浜町)で行われた。(長崎経済新聞)

 イベントの様子

 イベントは人型ロボット「Pepper」を使い、誰でも気軽にプログラミングを学ぶ機会を作ろうと同クラブのホームスタジアムとなっている「トランスコスモス長崎スタジアム」(諫早市)でのホームゲームなどに合わせて一昨年秋から行ってきた取り組み。

 長崎市内では初開催となった同イベント。同クラブでは10月6日の大分トリニータ戦から長崎市幸町に建設中の「PEACE STADIUM」にホームスタジアムを移すことから、「プロサッカーチームのホームスタジアムが長崎市内にやってくることに合わせて地元の機運を高めよう」と、長崎市まちなか事業推進室が同クラブと浜市商店街をつなぎ実現した。

 当日は2部に分かれ、各10組の親子連れが参加。長崎県立大生らが子どもたちにプログラミングを教えたり、サポートしたりするかたちで、使用するツール「Robo Blocks」について説明。「動きやしゃべり、ディスプレーへの表示などを、頭を触られるなど開始のきっかけとなる合図として設定する」と説明した後、タブレットを手渡された子どもたちは思い思いに選手への応援メッセージをプログラミング。応援メッセージを完成させた子どもたちは順番にタブレットをPepperに接続し、VTRに収録した。

 収録した応援メッセージは5月25日から7月6日にかけて子どもたちを招待し、トランスコスモス長崎スタジアムで開催されるホーム戦5試合で上映する。

 同クラブ事業部の寺崎誠一郎さんは「プログラミング教育が必須化されたこともあり、親の関心も高いことから毎回多くの応募がある人気イベントになっている。今後も長崎市内で開催する機会を設けたい」と意気込む。